ここ数年、ダイレクトリクルーティングという言葉をよく聞くようになってきました。
そこで、今更ながらダイレクトリクルーティング(以下ダイリク)のメリットデメリットについてご紹介します。
■ダイリクとは?
ダイリクとは、採用活動において、ナビサイトなどで学生の応募をただ「待つ」のではなく、求める人材を自ら探し、直接アプローチする「攻め」の採用手法のことです。元々欧米などを中心に普及、定着している採用手法であり、アメリカではLinkedIn(世界7億600万人、国内でも200万人以上のユーザーが利用する、ビジネス特化型のSNS)や縁故採用が主流となっています。
日本でも中途採用ではすでに普及していましたが、近年は新卒採用でも注目されるようになり、コロナの影響でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、自社に合う学生だけを選考したいというニーズにピッタリな採用方式です。
【ナビサイトとの違い】
ナビサイトでは「母集団」をいかに多く集めることができるか、という点が重要になります。自社や自社の業界を志望している学生を多く集め、その学生を選考で見極めます。
採用数の多い企業にとっては一見効率的ですが、母集団が多すぎた場合には選考を実施するときに工数がかかってしまう、ナビサイト上で埋もれてしまいそもそも母集団を確保できないなどのデメリットもあります。
一方、ダイリク最大の特徴は「母集団」を形成しないことです。ターゲット学生のみにアプローチすることで、応募学生の質や採用確度を高めることが可能です。少人数を採用する際や、特定の職種などターゲットが限定される場合に有用な手法と言えますね。
【新卒紹介との違い】
ダイリク同様、新卒市場に浸透しつつある手法が「新卒学生の人材紹介(以下 新卒紹介)」です。エージェントが学生を推薦し、内定ないしは入社によって費用が発生する成功報酬型の料金体系が特徴となっています。
ターゲット学生のみ集客するという意味で、新卒紹介とダイリクの一つとも言えますが、違いは「第三者が介入する」ことと「料金体系」の2点です。
新卒紹介の場合、エージェント担当が学生の推薦や、合否連絡・面接の日程調整などを担ってくれるため、”もう1人の採用担当者”としてサポートしてくれる点が大きなメリットです。新卒紹介の費用は内定・承諾時での成功報酬型が大半のため、1名あたりの採用単価は他のサービスに比べ割高になりますが、リスクが少ない点は魅力だと思います。
■ダイリク導入のメリット
ナビサイト・新卒紹介・ダイリクの特徴やメリットをご紹介しました。
それぞれに導入メリットはありますが、多くの学生を集めて何度も選考を行うナビサイト型の採用より、厳選されたターゲット学生のみを選考する採用手法の方が、ウィズコロナの時代の採用には合ってそうに見えます。
特にJOBRASS新卒は、ダイリク用の逆求人サイトと新卒紹介の2つの選択肢あり、募集職種や採用人数によって組み合わせも選べますので、ぜひご相談ください。
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